料理嫌いが「おにぎり作家」になったわけ

はじめまして。日々おにぎり/ゆこのニュースレターをご覧くださりありがとうございます。最初の記事では、おにぎり作家になった経緯をご紹介します。
日々おにぎり/ゆこ 2026.08.19
誰でも

おにぎり作家の「日々おにぎり/ゆこ」です。

普段はレシピ記事やSNSなどで、ほぼ毎日おにぎりレシピの発信をしています。著書『毎日おにぎり365日』(自由国民社)他や、メディア出演、新聞コラムなどで知ってくださった方もいらっしゃるかもしれませんね。見つけてくださりありがとうございます。

この度、ニュースレターを始めさせていただくことになりました。レシピには載せきれない、おにぎりアレンジの裏側や、日々の気づきなどをシェアしていけたらと考えています。

忙しない日常にほっと一息つけるようなニュースレターにしていきたいです。ぜひ、お付き合いいただけますと幸いです。

まずは簡単に自己紹介させてください。

◆自分の食事を後回しにしていた過去

実はわたし、料理が得意ではありません。

おにぎりの発信をスタートした2020年以前、いろいろなことに疲れていたわたしは、自分の食事をおざなりにしていました。

当時も今も在宅ワークをしているのですが、その頃、家族が仕事や保育園に出かけている間のお昼ごはんといえば、市販のパンやスナック菓子。

毎日仕事と家庭を維持していくことに精いっぱいで、ひとりのランチタイムくらい義務感や責任感から解放されたいと思っていたんです。はじめはそれでいいと信じていました。だけど、そういった日々を送るにつれて、だんだん気持ちがすさんでいくのを感じました。

ある日、ふと「大切な人にこの食事を出すだろうか?」と考えました。答えはノー。ということは「わたしは自分を雑に扱っているんだ」と気づいたんです。

◆「おにぎり」なら

これでは、いけない。

どうにかしなければと思ったものの、なにせ料理が苦手だし、なぜだかいつも疲れている。こんなわたしでも作れて、自分を癒すことのできる食事って何だろう?

「……おにぎりなら、続けられるかもしれない。」

おにぎりは、白米と塩さえあれば、ごちそうになります。ヘトヘトの日はごはんに塩を振って、ちょっと、ひと握り。それならわたしでもできそう!

そうして自分のために毎日1個、おにぎりを握る生活が始まりました。

◆気分に合わせて等身大ごはん

自分を労るために始めた、毎日おにぎり。三日坊主にならないよう、Instagramに記録がてら投稿することにしました。

「せっかく写真を撮るなら、今日は鮭フレークを入れてみようか。」

「チーズを入れると満足感が上がるなぁ。」

「天かすを合わせてみたらどんな味になるのだろう?」

その日の気分に合わせておにぎりアレンジを楽しんでいました。

ひとつだけ決めていたのは、「しんどい時に無理はしない」。いざとなったら「ごはんと塩さえあればいい」。おにぎりは、料理に対するハードルをぐんと下げ、気持ちをラクにしてくれました。等身大でいればいいのだと、教えてくれました。

◆おにぎりはお守り

おにぎり作家の活動は、あの日の延長線上にあります。

現在は「おにぎりレシピの発信でどなたかのお役に立ちたい」というモチベーションがエンジンとなっていますが、「おにぎり作りは等身大でいい」との発見は、今もわたしの根底にあります。

料理が苦手だからこそ、こんなわたしでも楽しめるおにぎりの魅力を伝えていけたら。そんなふうに思っています。

お弁当やピクニックのお供に大活躍のおにぎりですが、なんでもない日にもおにぎりがあるとうれしい。

楽しい日だけでなく、疲れで立ち上がれない日も、自分が嫌になった日も、心が不安に支配される日も。おにぎりを握って、食べる。そんなひとときが、少しずつ自分を癒してくれるはず。

このニュースレターも、等身大のスタンスでお届けしていく所存です。肩の力を抜いて、ちょっと寄り道してもらえたら、これほど嬉しいことはありません。それでは、次の配信でお会いしましょう。

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